東京2848人感染…歯止めかからぬ急拡大に都庁は[2021/07/27 17:21]

 なぜ、ここまで感染者が増えたのかについて、油田隼武記者の報告です。

 (社会部・油田隼武記者報告)
 今回の感染者数の大きさは、一言で言えば今、出ている緊急事態宣言の効果の問題というふうに考えられます。

 現在、この宣言の発令から26日で2週間経ちましたが、この宣言の効果が見られずに人出が減らないということが一つ、理由として挙げられると思います。

 ある都の幹部は4連休中に休診していたり、病院に行くことを控えていた人たちの反動が26日の受診につながり、感染者が大幅に増えたものと考えられると話しています。

 しかし、東京都の予想を上回るスピードで感染が拡大しているというのもまた事実です。

 連休明けということで、週の半ばには感染者数が跳ね上がることが予想されましたが、このタイミングでここまで一気に増えたということにも驚きの声が上がっています。

 (Q.都庁内ではどのような対応をしているのでしょうか?)
 いまだかつてない感染者の拡大に都庁内では、入院もしくはホテルの療養の調整で非常に混乱しているという状況です。

 27日、小池知事は午後1時ごろに登庁しましたが、この時の取材をしましたが、少し急いで庁舎に入っていくような様子がありました。

 関係者によりますと、知事は登庁後すぐに幹部を集めて、幹部が集まって会議を開いていたということです。

 医療の逼迫(ひっぱく)など、緊張感というのはかなり非常に高まっていく一方です。

 ある都の幹部は、即効性のある対策がなく、とにかくワクチン接種を進めるしかできないというふうに話しています。

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