感染最多で都内病院「ベッドは満床近づきつつある」[2021/07/28 12:27]

 新型コロナウイルスの重症患者らを受け入れている都内の大学病院は、感染者の急増を受けて「ベッドは満床に近付きつつある」と危機感を強めています。

 昭和大学病院・相良博典院長:「40、50代が非常に多いということと、20、30代も多く、最近では入院してきています。今、我々が用意しているベッドに関してはほぼ満床に近くなってきているのが現状です」

 昭和大学病院は重症と中等症の患者用のベッド38床を確保していますが、コロナと似た症状で入院している患者を含めると現時点で8割ほどが埋まっています。

 感染者の増加とともに使用率も高くなっていて、入院調整が厳しくなっているということです。

 昭和大学病院・相良博典院長:「これは40代の肺ではありますが、幅広い肺炎が見られます。20、30代でも、このような肺炎を起こしますので、気を付けなければいけない」

 最近では若い世代でも数日で病状が急変し、重症化するケースがあることから、病床の逼迫(ひっぱく)を防ぐためにも感染対策を改めて徹底してほしいと訴えています。

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