福井・敦賀原発2号機 審査中断を判断へ 規制委[2021/07/28 23:31]

 福井県の敦賀原発2号機の審査を巡って日本原電が地質データを多数、書き換えていた問題で、原子力規制委員会は審査の中断について近く判断します。

 原子力規制委員会・石渡明委員:「このまま審査を続けていいかどうか非常に疑問です。他の発電所の審査も色々まだ、たくさんあるなかで、敦賀の審査を今、力を割いて継続すべきかどうか」

 この問題は敦賀2号機の適合性審査で原電が敦賀2号機の原子炉の真下にある断層に関する地質データを少なくとも80カ所にわたって書き換えていたものです。

 この断層は活断層だと指摘されていて、活断層と認定されれば敦賀2号機は廃炉になります。

 書き換えは廃炉の瀬戸際に追い込まれたなかで発覚しました。

 定例会で規制委は「膨大なデータ処理に必要な業務管理が適切にできていなかった」として、近く開かれる定例会のなかで敦賀2号機の審査を中断する方向で議論する方針です。

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