福島第一原発の処理水でヒラメや貝を育てる計画[2021/07/29 22:25]

 東京電力は福島第一原発で出た処理水を薄め、その水で魚や貝を育てる方針を明らかにしました。

 国と東京電力は浄化システムで処理しても残る放射性物質「トリチウム」を含む処理水に海水を混ぜ、国の基準の40分の1に薄めて海に放出する方針です。

 29日の記者会見で東京電力は、安全性を一目で分かるようにするため、薄めた処理水の入った水槽でヒラメや貝、海藻類を実際に育てる計画を明らかにしました。

 福島第一原発の沿岸の海水を入れた水槽をもう一つ準備して同じようにヒラメなどを飼い、どちらも安全だとアピールするとしています。

 リアルタイムで画像を配信することも検討します。

 10月ごろから準備を始め、来年7月以降に開始したい考えです。

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