沖縄の病院で190人超のクラスター 患者64人が死亡[2021/08/17 16:56]

 沖縄県うるま市の医療機関で職員と患者合わせて190人以上が感染する大規模なクラスターが発生していて、このうち入院患者64人が亡くなっていたことが分かりました。

 うるま記念病院では約1カ月前にスタッフと入院患者の感染が判明して以降、抗原検査やPCR検査を行い、今月11日までに職員23人、患者173人が集団感染する県内最大規模のクラスターが発生していました。

 県によりますと、そのうち64人の死亡が確認されています。

 感染した職員の9割ほどは6月末までにワクチン接種を2回済ませていて、「ブレイクスルー感染」が起きた可能性が高いということです。

 うるま記念病院は現在、外部からの医療従事者の応援を受けながら感染した患者に酸素投与など治療を続けています。

 外来の診療は休止していますが、病院内に対策本部を立ち上げ、専門家から指導を受けるなど入院患者への治療を継続していくことにしています。

 うるま記念病院では「亡くなった患者やご家族に申し訳ない気持ちでいっぱいです。今後、十分に収束に向けて対応して参ります」とコメントしています。

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