予定価格を漏らした疑い　富山県舟橋村の職員送検[2021/08/19 20:04]

　村発注の工事の予定価格を知人に漏らしたとして逮捕された富山県舟橋村の役場職員が19日に送検されました。

　富山県舟橋村の会計管理者・吉田昭博容疑者（56）は去年10月に入札をした道路の改良工事と舟橋村小学校のプール前広場の工事で知り合いに予定価格を漏らした疑いが持たれています。

　吉田容疑者に予定価格を教えるよう求めたとされる富山市の建設業者「森崎」の取締役・千沢満（68）容疑者も公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕されました。

　2人は仕事で付き合いがあり、入札前に携帯電話で連絡を取り合っていたということです。

　道路工事は625万円、プール前広場の工事は420万円で「森崎」が落札しました。

　取り調べに対し、2人とも容疑を認めています。

　舟橋村役場には今月18日に捜査員約15人が立ち入り、関係資料などを押収しました。

　警察は今後余罪の有無などについても調べる方針です。