医学部定員に「優先枠」 感染症医などの不足に対応[2021/08/24 12:11]

 新型コロナに対応できる医師が不足していることを受け、厚生労働省は大学の医学部の受験で感染症科や救急科を目指す受験生の「優先枠」を作る方針を固めました。

 新型コロナへの対応で感染症の専門医や救急医の不足が深刻です。

 このため厚労省は医学部の入学定員のなかに感染症科や救急科を目指す受験生の優先枠を作る方針を固めました。

 優先枠は全国で合わせて40人程度を想定していて、多くの学生が受ける「一般枠」のなかにではなく、地域で一定期間働く代わりに奨学金などを受けられる「地域枠」のなかに設けます。

 厚労省は有識者会議で了承されれば、2023年度の入学者から適用する方針です。

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