「島に来ないで」感染拡大の小笠原村に定期船到着[2021/08/28 12:21]

 新型コロナの感染が拡大し、「島に来ないでほしい」と呼び掛ける東京・小笠原村に定期船が到着しました。

 定期船は週に2回の運航で、27日に東京・竹芝を出航し、28日午前10時半すぎに小笠原村に到着しました。

 村の感染者は累計で今月5人から10人へと急増し、今週から2週間は住民を含め、やむを得ない場合を除いて島に来ないよう呼び掛けています。

 小笠原村観光協会・小林広治さん:「メイン道路が(観光協会の)すぐ目の前の道路なんですけども、あまり人が見受けられない状況ですね。狭い島でもありますので、多分きっと(感染が)広がる時は一瞬っていうのも内々的には皆さん感じ取っていると思います」

 軽症者は自宅療養になりますが、症状が悪化した場合は自衛隊のヘリコプターなどを使い、約10時間かけて23区内の病院に搬送する必要があります。

 都の担当者は、「搬送に時間はかかるが、他の自宅療養者と違う特別扱いもできない」と島しょ部の医療提供体制の難しさを話していました。

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