「抗体カクテル」外来投与 昭和大病院が受け入れへ[2021/08/30 11:45]

 新型コロナの治療薬「抗体カクテル療法」の外来診療での投与について、東京では昭和大学病院が患者を受け入れることが新たに分かりました。ANNの取材に対し、病院は「患者を自宅に戻した後の容体把握が重要」と訴えました。

 品川区の昭和大学病院では、軽症者などに使う抗体カクテル療法について、外来患者を受け入れる準備を整えました。

 これまでは短期入院などで対応してきましたが、外来診療での投与で病床の逼迫(ひっぱく)を解消できると期待を寄せます。

 昭和大学病院・相良博典院長:「中等症II、重症という患者さんを減らしていくことにかなり寄与するだろうと。(点滴後)2時間ぐらいして自宅に帰ることができるのではないかと思う」

 相良院長は今後、一日10人程度の受け入れを目指したいとしています。

 そのうえで、「地域のクリニックなどと連携し、患者の容体把握が重要」としています。

 昭和大学病院・相良博典院長:「どういう患者さんか(クリニックなどと)情報共有して、調子が悪くなったということであれば、我々の所に入院されるということになると思うので、連携が重要になってくる」

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