尖閣周辺に7隻の中国海警船 うち4隻が領海侵入[2021/08/30 13:30]

 沖縄の尖閣諸島周辺で中国海警局の船7隻が日本の領海内やすぐ外側の接続水域の航行を続けています。同時に7隻もの船が航行するのは2016年8月以来5年ぶりで、海上保安庁が警戒を強めています。

 海上保安庁によりますと、30日午前1時すぎから尖閣諸島周辺の接続海域に中国海警局の船が次々と現れました。

 確認された7隻のうち領海内で4隻、接続水域で3隻が今も航行を続けていて、このうち領海内の1隻と接続水域にいる3隻には「砲」のようなものが搭載されているということです。

 中国当局の船が同時に7隻が航行するのは、300隻以上の中国漁船が現れた2016年8月以来5年ぶりです。

 尖閣諸島周辺では、これまで日本の漁船が操業中に領海への侵入が繰り返されていて、今年に入ってから17回目になります。

 海上保安庁は中国海警局に領海からの退去を求めるとともに、日本漁船に近付かないよう巡視船による警戒を続けています。

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