子宮頸がんワクチン“積極的勧奨”の再開へ議論 [2021/08/31 15:05]

 一時取りやめていた子宮頸(けい)がん予防のHPVワクチンを積極的に推奨することについて、田村厚生労働大臣は「なるべく早く方向性を示したい」とし、審議会で議論を再開する方針を明らかにしました。

 子宮頸がん予防のHPVワクチンは、小学6年生から高校1年生の女子を対象に定期接種が行われています。

 しかし、接種後の体の痛みなどが相次いで報告されたため、厚生労働省は2013年から積極的に勧めることを取りやめています。

 ワクチンは3回の接種が必要で、今の高校1年生が接種を終えるには10月までに1回目を打たなければなりません。

 田村大臣は審議会に評価してもらい、なるべく早く方向性を出したいと述べました。

 ただ、新型コロナの影響もあり、「10月の再開は物理的に難しい」としています。

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