コロナ対策に7割 富山県9月補正予算案[2021/09/02 22:08]

 富山県の新田知事は9月補正予算案の一般会計で、7割程にあたる約125億5800万円を新型コロナ対策費に充てると述べました。

 2日の会見で新田知事は9月の補正予算案の概要を発表しました。

 このなかで、一般会計補正予算額の7割程を占める125億5791万円を新型コロナ対策費に充てる考えを示しました。

 最も力を入れるのは医療提供体制と感染拡大防止策の強化で、69億6109万円です。

 病床の確保や医療従事者の宿泊支援、それに個人防具の備蓄や配送の費用などが含まれます。

 そのほか、軽症者の宿泊療養施設の確保や運営にも17億4583万円を計上しました。

 軽症者が増えると自宅療養に回さざるを得ないことや利用者が変わる度に消毒と部屋の乾燥に最大4日ほどかかることなどから、感染拡大時に備えてもう1棟増やす考えも示しました。

 現在、富山県では富山市内のホテル2棟、合わせて579室を宿泊療養施設として使用していて、今後、新たな施設の選定や交渉に入る方針です。

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