「幻の湖」赤池の正体は…定説覆す分析結果を発表[2021/09/06 23:56]

 富士山麓の山梨県でごくまれに現れ、幻の湖とも呼ばれる「赤池」は、富士五湖の一つと地下でつながっていると考えられてきましたが、これを覆す研究結果が発表されました。

 赤池は富士河口湖町のくぼ地にできる池で、過去40年で7回しか出現していません。

 富士五湖の一つで約1キロ離れた精進湖の水位が大雨で上がると現れるため、地下でつながっていると考えられてきました。

 しかし山梨県富士山科学研究所などが去年7月に9年ぶりに現れた赤池の水を採取して分析した結果、精進湖の水とは成分が明らかに違うこと、深い地下を通らずに直前の雨がたまったものであることが分かったということです。

 謎に包まれていた「幻の池」の正体が科学の力で明らかになりました。

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