「調剤薬局」倒産件数が最多 コロナで病院受診控え[2021/09/07 21:35]

 調剤薬局の倒産件数が過去最多となったことが分かりました。新型コロナウイルスの感染拡大で病院の受診控えが増えたことが要因とみられています。

 東京商工リサーチによりますと、今年に入って8月までの調剤薬局の倒産件数は22件で、このうち新型コロナに関連した倒産が約2割を占めています。これまで最も倒産の多かった2017年の17件をすでに上回ったということです。

 コロナ禍で病院の受診控えが増えたことやマスクや手洗いなどの感染対策で疾患が減少し、医師が交付する処方箋(せん)が大幅に減ったことが要因とみられています。

 東京商工リサーチは今後、感染拡大の影響で、さらに倒産件数が増加すると予測しています。

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