ワクチン異物混入と接種後死亡「因果関係は不明」[2021/09/10 20:00]

 異物の混入で自主回収の対象となったモデルナ社製の新型コロナワクチンを接種した後に死亡した3人のうち1人の解剖結果が出ましたが、ワクチンと死亡との因果関係は分からないままでした。

 死亡した3人はいずれも男性で、異物の混入が見つかったワクチンと同じ時期に同じ設備で製造されたワクチンを接種した後に死亡していました。

 厚生労働省によりますと、3人のうち38歳の男性の解剖結果が出て、死因が「致死性不整脈」だったことが分かりました。

 しかし、ワクチンと死亡との因果関係は分からなかったということです。

 他の2人の解剖結果はまだ出ていません。

 厚生労働省の検討部会は、この3人について「情報の不足などでワクチン接種と死亡の因果関係は評価できない」としています。

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