島根原発2号機が合格 新規制基準に適合 規制委[2021/09/15 11:45]

 原子力規制委員会は、中国電力の島根原発2号機について新規制基準に適合しているとして、審査書を正式決定しました。

 原発が合格するのは全国で17基目で、事故を起こした福島第一原発と同じ型の原発が合格するのは5基目となります。

 審査の結果、耐震設計の目安となる基準地震動は600ガルから820ガルに引き上げられました。

 また、想定される最も高い津波も9.5メートルから11.9メートルに引き上げられるなど条件がより厳しくなりました。

 島根2号機は全国で唯一、県庁所在地にある原発で半径30キロ圏におよそ46万人が住んでいます。

 このため避難計画の実効性が求められています。

 再稼働の時期はまだ見通せていません。

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