野生サギがダンス?首ユラユラから一転パクリ[2021/09/16 08:37]
奇妙なダンスから一転…。野生のサギが見せた驚きの行動とは。
田んぼに現れたのは1羽のサギ。
天を見上げながら長い首をゆらゆらと左右に揺らしています。
止まった、と思ったらまたゆらゆら。まるで踊っているかのような何とも不思議な動きです。
撮影した方は、「天気もよく、風も心地よい日だったので、楽しくダンスをしているんだな」と思ったそうなんですが、その後、だんだん揺れのリズムが早くなり、身をかがめた次の瞬間。
サギがくわえているのはなんと、大きなカエルです。
優雅なダンスから一転、素早い動きで獲物を捕らえました。
その後、サギはカエルを丸のみに…。
あのゆらゆらとした不思議なダンスはカエルを惑わすためだったのでしょうか。
東京港野鳥公園チーフレンジャー・川島賢治さん:「あそこまで(首を)振って捕るのは見たことがない。普通カエルを捕る時にああいう行動をしているかというと、普通はもっとパッといくことが多いので」
野鳥の観察を30年続けてきた東京港野鳥公園の川島さんも初めて見る映像だと言います。
東京港野鳥公園チーフレンジャー・川島賢治さん:「あのように首を振ったりすることはあるが、それと振った後にカエルを捕る行動が結びついているかは分からない。鳥とか自然の生き物について分かっていることなんて本当に少ししかないので、まだまだ未知というか原因とか理由とか分からないことの方がほとんどですからね」