【独自】核セキュリティー違反 改善求める声届かず[2021/09/20 11:34]

 新潟県の柏崎刈羽原発で核セキュリティー上の違反が相次いだ問題で、東京電力の社内からも改善を求める声が上がっていたものの放置されていたことが分かりました。

 この問題は柏崎刈羽原発で侵入者を検知する装置が15カ所、故障していたものの直ちに修理されず、代替措置も不十分だったものです。

 柏崎刈羽原発では以前から、検知装置が故障していても代替のカメラなどが機能していればよく、すぐに修理しないという傾向があったということです。

 このため東電本社や福島第一、第二原発の担当者から「代替措置があれば十分というのは間違っている」と指摘されていましたが改善されなかったということです。

 東電は22日にも原子力規制委員会にこうした内容をまとめた改善措置計画を提出します。

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