最先端の通信技術を使って都心の新宿にいながら渓流釣りを楽しむ実験が始まりました。
東京都は、新宿区の都庁と奥多摩のマス釣り場にそれぞれ設置された機械を「5G」の技術でつなぎ、遠隔操作で釣りをする実験を始めました。
通信の遅れが極めて少なく、リアルタイムで川の水の抵抗や魚にさおを引っ張られる感覚が伝わってきます。
実験は都の観光を促進する部署が企画していて、その場に行かなくてもリアリティを感じられる観光の方法は高齢者施設での活用などにも期待が寄せられています。
体験した女性:「こんなに遠くで、本当につながってるのかなって感覚もありましたし、すごいなと思いました」
産業労働局・志賀光浩課長代理:「なかなか実際に観光地においで頂けないような場合でも、機械さえあればご体験頂けるような形で将来組み立てていければいいかな」
都の担当者はコロナ禍でも楽しめる仕組みを作りたいと話しています。
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