170円でステーキ食べ放題“夢の社食”とは…[2021/09/29 08:59]

 会社員の皆さんは「きょうのランチは何にしようかな」と悩みますよね。「きょうは軽くおにぎりで済ませちゃおう」と思う日があってもいいと思いますが、「がっつきたい」と思う日もあってもいいと思います。そんなわんぱくな方は、こちら必見です。

 ビーフ!on the ビーフ!見ての通り、ステーキが山積みです。

 こちらは、以前「ABEMA Morning」でも紹介した、バナナハンマーDXを生み出した広島にある金属部品メーカーの“キャステム”の社員さんがTwitterに投稿した1枚です。キャステムさん、また面白いニュース、ありがとうございます!

 確かに、おいしそうなお肉の画像なんですが、なぜか、およそ9万いいね!が付いています。一体、どういうこと!?

 (株)キャステム、社員食堂のシェフ・森下由教さん:「仕事をしていると、お昼ご飯が楽しみの1つになってくる。『チャレンジデー』というのは月に1度やっていまして」

 キャステムの社員が心待ちにしている月1回のワクワクイベント「チャレンジデー」。なんと、170円でおいしい社食が食べ放題なんです。Twitterに投稿されたのは、その時の1枚でした。

 (株)キャステム、ツイッターを投稿した池田真一さん:「すごくモチベーションにつながっています。ステーキの時は2、3枚とりましたよ。おいしいと、どうしても食べちゃうんですけど、体重も増えていったりするので、“戦い”もありながらやっています」

 食堂を利用する社員はおよそ180人。

 ステーキが食べ放題の日は、お肉を50キロ、お米は12升も準備しなければいけないのでシェフの皆さんは大忙しです。

 メニューは当日までシェフ以外知らないという社内でもトップシークレット案件!!!

 これまではステーキのほか、ウナギやサーモンといくらの親子丼、さらにはデザートのマリトッツォまで食べ放題でした。

 ただ…ちょっと経費は心配です。

 (株)キャステム、社員食堂のシェフ・森下由教さん:「一番原価が高かったのが、瀬戸内海で取れた国産ウナギを漁師から買い取って、白焼きにして、きれいにたれも作って焼いて、骨せんべいとかも色々作ったりして。その時はさすがに『やりすぎだ』と言われました。僕にとって社員食堂は全身全霊をぶつけられる場所ですかね」

 今月のスペシャルデーは敬老の日。豪華な「ちらし寿司」がテーブルを彩りました。

 社員:「敬老の日、おめでとうございます」

 ベテラン社員:「おかしくないか、これ」

 65歳以上の方には王冠をかぶってもらい、一気にお祝いムード。

 ちらし寿司にカレーを掛けたり、食べ放題ならではのアレンジをする社員の方もいるそうです。

 普段は暑い工場の中で働く皆さんも、食堂ではおいしいごはんとともに笑顔が絶えません。

 キャステムグループ・戸田拓夫社長:「モチベーションがやっぱり上がるし、皆、昼が楽しみになって、そんな社員食堂を目指していました」

 キャステムの社員食堂は委託業者ではなく、シェフも社員さんです。「同じ釜の飯を食べる」というコンセプトでシェフ自身も楽しみながら、社員の皆さんに食べてもらえるようメニューを考えています。

 価格はレギュラーメニューから170円。破格なんです。

 社員食堂ができるまで近くのコンビニが繁盛していましたが、食堂ができた途端に社員の方は行かなくなったそうです。コンビニの方からは「何かやらかしました?」と心配の声もあったということですが、本当に皆さん、これを楽しみに仕事を頑張っていると言っていました。

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