情報漏洩問題 読売新聞が元記者を懲戒解雇処分[2021/09/30 23:15]

 読売新聞は30日、社会部の元記者について、取材で得た情報を他社の記者らに繰り返し漏らしていたとして懲戒解雇の処分にすると発表しました。

 読売新聞によりますと、東京本社社会部の元記者の男性(32)は司法記者クラブに所属して検察庁などの取材を行っていた去年8月から12月にかけて、週刊誌の女性記者ら3人に対して合わせて11回にわたり、自身や同僚記者が取材で得た情報などを漏らしたということです。

 情報は検察庁内部のセクハラ疑惑や東京地検が手掛ける事件捜査の見通しなどに関するものでした。

 また、私的な飲食代やタクシー代など約11万円を経費として申請し、不正使用していたということです。

 読売新聞は30日、この男性を懲戒解雇処分にすると発表しました。

 読売新聞東京本社の前木理一郎編集局長は「再発防止に全力で取り組みます」とコメントしています。

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