拉致問題担当の兼務に早紀江さん「本気でないのか」[2021/10/04 23:46]

 新しい拉致問題担当大臣は官房長官が兼務すると決まったことを受け、拉致被害者・横田めぐみさんの母親の早紀江さんは専従の担当大臣を置いてほしかったと話しました。

 横田早紀江さん:「別個に拉致担当大臣をしっかりと一つの部署として置いて頂いて、いつも北朝鮮とのことだけを専門にやって頂けると思ったが、やっぱりそうじゃなかった。ちょっとさみしいですよね」

 岸田内閣発足に伴い、官房長官に就任した松野博一氏が拉致問題担当大臣を兼ねることが決まりました。

 横田早紀江さんは専従の担当大臣が置かれなかったことについて「いつまでたっても本気じゃないのかな」と悔しさをにじませました。

 また、新しい総理や大臣との面会については「お願いはしないといけないが、これだけ長い間、放って置かれると何回行っても同じかなとなってしまう」と心境を語りました。

 日朝首脳会談が行われないことを問われ、「毎年、毎年同じことを言って、40何年過ぎていくわけですから、本当にいいかげんにしてほしい」と話し、政府に具体的な動きを求めました。

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