コロナ利用し…“ニセ百貨店詐欺”急増 新手口も[2021/10/12 13:13]

 大手百貨店「高島屋」をかたる、偽の通販サイトによるトラブルが相次いでいます。その手口は、コロナ禍を理由にした激安セールを売りにしたものでした。

■注文した女性「怪しいなと思いつつ…」

 高島屋のロゴが入ったアカウントのSNS。高級カバンの写真がアップされていて、在庫処分のため激安で処分すると書かれています。

 同じく、百貨店の高島屋のロゴが使われた、こちらのサイトでは300万円を超える高級腕時計が25800円で販売されています。

 なんと、高級ブランドの腕時計が定価の9割引き以上に。サイト上には「コロナ禍でブランドショップが閉店、在庫一掃処分セール」などと記載されていますが、これらは高島屋とは無関係の偽物業者が運営しているサイト。

 実は今、こうした偽サイトが増えていて被害が広がっています。

 番組は、偽サイトで注文してしまったという人に話を聞くことができました。

 注文した女性:「怪しいなと思いつつ、信じて買った自分が情けない…」

 都内に住む女性は、先月、偽サイト上で20800円で売られていた高級ブランドのバッグを「代金引換」で注文。定価の1割以下の価格になりますが…。

 注文した女性:「販売者名が書いていなかったので、そこで怪しいと思えば良かったが、高島屋が委託して(別会社が)販売しているのだろうと、都合よく解釈してしまって購入した」

 注文後に届いたメールの日本語が、たどたどしかったことなどから、偽サイトだと気付いたという女性。しかし、個人情報は、すでに入力した後だったといいます。

 注文した女性:「何に悪用されるか分からないので、それは怖い」

 その後、注文をキャンセルしたため、女性の元に商品は届かず、金銭的な被害はありませんでした。

■専門家「うまい話には乗らないこと」

 東京都の消費生活総合センターによると、箱の中身がごみ袋に包まれた偽のブランド品だったという人もいるということです。

 被害の相談は4月以降、急増していておよそ半年間で去年の10倍以上に上ります。

 偽のサイトの1つに載っていた電話番号に掛けてみると、電話番号は架空のもので、つながることはありませんでした。

 専門家は…。

 詐欺事件に詳しい、加藤博太郎弁護士:「(偽サイトは)住所が書いてないとか、電話対応がないとか、ちゃんとしたサイトにあるような情報がない。コロナ禍だから安くしているというものはないので、うまい話には乗らないこと」

■さらに巧妙に…偽サイト“新手口”

 現在、高島屋は警察に相談していて、ホームページ上でも注意を呼び掛けています。

 高島屋HPから:「被害防止のため、偽アカウントをご覧になった際は、当該アカウントのブロックをお願いします」

 しかし、新たな手口が…。

 こちらの高島屋をかたる偽サイト。スクロールすると、偽アカウント自身が「偽アカウントにご注意下さい」と忠告しています。

 巧妙になっていく偽サイト。さらなる注意が必要です。

(「グッド!モーニング」2021年10月12日放送分より)

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