現役大学生開発「心のトキメキが見えるイヤリング」[2021/10/14 12:30]

 今回番組では、女子大生が開発した心の中がバレちゃう!?イヤリングに注目しました。

 まずは、このイヤリングがどんな変化をするのか、「にゃんですか?」の映像で見てみましょう。

 光は青色で、ピカピカと光る速さは結構ゆっくりですね。

 続いては、並木アナウンサーが大好きなマイケル・ジャクソンのライブ映像を見てみます。

 並木アナは、スタッフの声も聞こえないくらいマイコーに見入ってしまっていますが、注目して頂きたいのは、イヤリングです。

 赤青緑の3色が、先ほどより速いスピードでピカピカ光っています。このイヤリングの反応で何が分かるのでしょうか?

 このイヤリングを開発したのは、現役大学生の山本愛優美さん(20)。大学では、心理学などを研究しています。

 開発者・山本愛優美さん:「そのイヤリングは並木さんの心拍に合わせて光るようになっています。並木さんのドキドキが速くなっているということが光になって表れているんです」

 要するに“心のトキメキが見えちゃう”イヤリングだというんです。

 その仕組みは、耳たぶの裏にイヤリングのセンサーを付けて皮膚の毛細血管を認識しています。そして、血管から読み取った心臓の動き、ドキドキ、トキメキを光としてアウトプットしています。

 心拍の波に個人差があるため、人ぞれぞれ色は違いますが、平常時の光の色は一定で、赤は低め、緑は中間、青は高い。並木アナの場合は青が多かったようです。

 ただし、トキメキ度が高いと3色が光る仕組みで、鼓動も早くなれば、点滅のペースも早くなります。

 開発者・山本愛優美さん:「(Q.どういうきっかけで開発したんですか?)『トキメキ』という概念を研究したくて(大学で)心理学の研究室に入って、ドキドキなど感情に関連した生体情報を可視化することで、ポジティブなコミュニケーションや感情が増えるんじゃないか、作ってみたのが『心拍で光るイヤリング』」

 「ポジティブは伝染するんじゃないか!」「だったらポジティブな感情を見える形にしよう!」こうした枠にとらわれない開発には、企業からも賛同を受け、技術面などでサポートしてもらい、イヤリングになるまでの小型化、軽量化が実現しました。

 また、ポジティブな感情の中でも、山本さんが理想とする「トキメキイヤリング大作戦」があるようです。

 開発者・山本愛優美さん:「例えば好きな人とデートしたときに『好きだな』って伝えたいけど伝えにくい…みたいなとき、私はデートでこれをつけたらすごく楽しいだろうなって。(光を見て)『なんでドキドキしているの?』みたいなことを相手につけてもらったり、聞いてもらったりみたいな」「(Q.今、私どうなってます?)めちゃくちゃピカピカしてます!」

 人のトキメいている様子が分かると、こちらまで笑顔になりますね。

 こちらのトキメキイヤリングは、現段階では、心拍数が可視化されていますが、今後は、表情筋や声なども認識して、トキメキの感情にもっと近付けていきたいということでした。

 今回お借りしたイヤリングはまだプロトタイプなんですが、年内には商品化したいと考えているそうです。

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