予報士のつぶやき 20日は東京で木枯らし1号か[2021/10/19 12:38]

今週に入って、一気に季節が進んできました。

関東も11月並みの涼しさとなり
慌てて上着を引っ張り出したという方も
多いのではないでしょうか。

今後は気温の変化だけではなく、
風向きの変化でも季節を感じられそうです。
夏は南風が吹くことが多い日本列島ですが、
20日(水)は冬型の気圧配置が強まって
全国的に北風が強く吹きそうです。

この風で東京地方では「木枯らし1号」が
発表される可能性が高くなっています。

▼「木枯らし1号」発表は東京と近畿のみ

ところでこの「木枯らし1号」
東京地方と近畿地方しか
発表がないことをご存じでしょうか。

気象庁によると、明確な理由は定まっていないようですが
日本海側では湿った北風となるため
「木枯らし」という表現が適さないことと
東京や近畿は人口が多いため注目度が高いためではないかということです。

近畿地方の発表基準は二十四節気の
霜降(今年は10月23日)からとなっているため、
20日(水)に発表の可能性があるのは東京地方だけです。

▼天気予報は風向風速にも注目を

北風は1メートル吹くと
体感温度が1度下がると言われています。
今後は天気予報を見るときに
気温だけではなく風の強さや向きにも注目すると
服装選びに間違いがなくなりますよ。

テレビ朝日気象デスク 森口哲夫

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