入院の乳児らの顔青白く 病院の水道水に高濃度窒素[2021/10/20 12:46]

 群馬大学付属病院で使用している水道水から高濃度の窒素が検出されました。この水を飲んだとみられる新生児ら10人に顔が青白くなるなどの症状が出たということです。

 担当理事:「病院では実際、水を使う治療はたくさんあるので、大変ご迷惑をおかけして申し訳ない」

 病院によりますと19日午後5時ごろ、入院している新生児らに顔が青白くなるなどメトヘモグロビン血症の症状が出ました。

 新生児らが水道水で溶いたミルクを飲んでいたことから病院側は水道水が原因とみて調査を進めていました。

 その結果、亜硝酸態窒素と硝酸態窒素の濃度が異常に高くなっていたということです。

 発症した新生児らの症状は改善しています。

 病院は20日、外来など一部の診療を取りやめました。

 病院の水道水は井戸水をくみ上げて浄水して使用して大学病院が引き続き窒素が高濃度になった原因を調べています。

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