「50代やるなら今しかない」定年前の起業が増加[2021/10/22 23:30]

いま、定年退職を前に起業する人が増加しています。

さいたま市で21日に行われた異業種交流会。集まっていたのは、自ら会社を立ち上げた平均年齢52.2歳の起業家たちです。
2年半前に起業・営業コンサルティング(52):「前職は違う業種で、靴の営業をしていた。『50歳で起業しよう』という、年齢の区切り」
6年前に起業・プログラム開発(67):「富士フィルムで製品の装置制御ソフトを開発していた」
今月起業・経営コンサルティング(57):「早期退職で、セカンドライフサポートという制度があって、早めに退職したら、割り増しの退職金をもらえるという制度が会社にあって活用した」

いま、起業する年齢が、年々、上昇。その平均は、1991年の38.9歳から、去年は43.7歳と過去最高となっています。
銀座セカンドライフ・片桐実央社長:「起業の件数は増えていまして、相談自体も昨年と比較して約3倍になっている」

起業する人たちの約8割は、これまでの経験を生かした事業を展開。スマートフォンアプリの開発。時計のデザイン会社、ドローン導入支援を手がける会社など、その職種は、多種多様です。

先月、起業したばかりの加勢富慈江さん(50)。コロナ禍で生まれたアイディアを商品化し、販売するため、株式会社を立ち上げました。商品は、洗った布マスクをしわなく干せるハンガーです。アーチの形に特許を取り、1年以上かけて作った製品の金型には約100万円かけたといいます。

ネットでの販売予定ですが、最初に制作する数は4000個です。
加勢富慈江さん:「4000個売りたい。(Q.いつまでに)1年以内に」

加勢さんは、工場で正社員として働きながらの起業。つまり“副業”としてスタートを切りました。時代の流れもあるとはいえ、なぜ、今だったのでしょうか。
加勢富慈江さん:「若いときって『まだ、もうちょっとしてから』とか先延ばしにしがち。でも、50代になったときに、やるなら、いましかないなと思える50代」

テレワーク、副業、フリーランスなど、変化してきた現代の働き方。選択肢は いま、増えています。
銀座セカンドライフ・片桐実央社長:「人生100年時代で、再就職とか再雇用、もう1つの選択肢として、起業を選ぶ方も増えている」

こんな記事も読まれています