夕焼け、雁、いちじく 共通点は台風[2021/10/25 14:58]

「羊」「牛」「双子」の共通点といえば星座。「猪」「鹿」「蝶」の共通点といえば花札です。

では、「夕焼け」「雁」「いちじく」はどうでしょうか。枕草子の一節や、童謡、俳句の季語などから、秋をイメージされる方も多いかもしれません。3つの言葉にいくつかの共通点はありますが、台風も共通点の一つです。

■台風は番号のほかに名前がある
気象庁は、毎年1月1日以降、台風の発生した順番に「台風1号、台風2号、台風3号... ...」と番号をつけています。それに加え、防災意識を高めるという理由などから、番号とは別に2000年以降は台風に名前も付けられています。北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風につけられる名前は140あり、日本を含む14カ国等が加盟する台風委員会によって提案・リスト化されています。

■どんな名前がある?
日本から提案されたのは「こいぬ」「やぎ」「うさぎ」など星座に関する名前です。一方、マカオからは花火という意味の「インファ」、カンボジアからは漁師という意味の「ネサット」という名前が提案されています。
タイトルの「夕焼け」「雁」は北朝鮮が提案したもので、それぞれ「ノウル」「キロギー」という名前、「いちじく」は米国が提案したもので「ヒーゴス」という名前です。

■新たに発生した台風は?
25日(月)午前9時、台風20号が発生しました。この台風の名前は「マーロウ」、マカオの命名で、意味は石の一種の“めのう”です。台風20号「マーロウ」は今後北上し、本州から離れた南東海上を進んでいくとみられます。ただし、29日(金)ごろには、暴風域を伴って小笠原諸島へ近づく恐れがありますので、今後の最新の情報に注意が必要です。

テレビ朝日気象デスク 津田紗矢佳

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