接触アプリ不具合「対応不適切」 会計検査院が指摘[2021/10/28 17:02]

 新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA」の不具合を巡り、会計検査院は当時の厚生労働省の対応が不適切だったと指摘しました。これを受け、厚労省は「省内で周知徹底をする」とコメントしました。

 厚労省の接触確認アプリ「COCOA」は去年9月以降、陽性者と接触しても通知が届かない不具合が出ていましたが、今年2月に修正されるまで放置されていました。

 会計検査院は今月27日、アプリのテストが適切に行われていなかったことや長期にわたって不具合を認識できなかった点など、厚労省の対応が不適切だったと指摘しました。

 今後は委託業者によるテストの内容を十分に把握するほか、外部からの指摘を適切に管理できるようマニュアルを作るなどの改善を求めました。

 厚労省は「個別の対応は今後検討を進めるが、指摘された内容の周知徹底をしていく」としています。

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