「列車に乗って警戒を」京王線事件受け国交省が要請[2021/11/01 14:02]

 先月31日夜、京王線の車内で発生した刺傷事件を受けて国土交通省は今月1日、全国の鉄道事業者に対して警戒警備の要請をしました。

 国交省によりますと、全国の鉄道事業者に対し警備員による駅構内の巡回や列車に乗って警備する「警戒添乗」をするよう要請しました。

 また、先月31日夜の事件で電車が国領駅で停止した際に扉が開かなかったのは、乗客が車内にある非常用のドアコックを使ったために加速ができなくなり、停車位置の2メートルから3メートル手前で止まったことが原因だとしています。

 京王電鉄によりますと、扉とホームドアの位置がずれていたので、乗客の転落を防止するため運転士らが各所と連絡を取っているうちに乗客が窓から避難し始めていたということです。

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