軽石除去に「財政支援を検討」 斉藤国交大臣[2021/11/02 19:38]

 小笠原の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火によるものとみられる軽石が沖縄県や鹿児島県などに相次いで漂着している問題で、斉藤国交大臣は財政支援を検討していることを明らかにしました。

 斉藤国交大臣:「漂着している軽石について、港湾管理者などの自治体が進める除去に対して財政支援ができるよう準備を進めるとともに、効率的かつ迅速な軽石除去ができるよう、専門家の意見も聞きながら検討を進めている」

 福徳岡ノ場の噴火によるとみられる軽石は2日の時点で沖縄県の港湾13カ所、鹿児島県の港湾20カ所への漂着が確認されています。

 この影響で沖縄本島と久高島を結ぶ航路などで旅客船の一部運休が続いていて、海上保安庁が付近を航行する船舶などに、漂流物に関わる情報提供などの注意喚起を行っています。

 国交省では引き続き軽石の漂着や滞留除去の情報を収集しつつ、関係機関と連携し、必要な対応を進めていくということです。

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