予報士のつぶやき CS阪神対巨人 青空がカギ[2021/11/05 14:13]

■土日は全国的に青空広がる
土日は、全国的に気持ちの良い青空が広がり、日中は暖かさが感じられそうです。
スポーツの秋という言葉がピッタリの週末となりそうです。

この「青空」が、11/6(土)から始まる
プロ野球クライマックスシリーズ・ファーストステージに影響しそうなんです。

■CSファーストステージ「阪神vs巨人」
セ・リーグは「2位阪神vs3位巨人」の対戦となります。

昨年は新型コロナウイルスの影響でセ・リーグのクライマックスシリーズが
中止となっただけに、今年は熱戦を期待したいですね。

クライマックスシリーズは、上位チームのホームグラウンドで開催されるため、
阪神甲子園球場で行われます。

甲子園球場の特徴は、なんといっても阪神ファンの熱烈な応援ですが、
球場に吹く「浜風」も特徴的です。

ちなみに、この浜風は「綺麗な青空」よく晴れた日中に強まる傾向があります。
晴れた日中は、海よりも陸のほうが早く気温が上がるため、
陸地の空気が暖められて上昇し、海から空気が流れてきます。
この空気の流れが浜風で、海と陸の温度差が大きいほど強まります。


■甲子園は左バッターに不利!?
浜風は甲子園球場のライト方向からレフト方向に吹きます。

浜風が吹くと、ライトへの打球が伸びず、
引っ張る左バッターはホームランが出にくくなります。

11/6(土)と11/7(日)は、よく晴れる予想で、
気温が高まる時間帯(14時試合開始)に開催されるため、
浜風が強く吹くかもしれません。

スタンドにはためく旗で、風向と強さがわかるので、
浜風にも注目してみてください。

左バッターの注目選手には、巨人の丸佳浩選手や阪神のルーキー佐藤輝明選手
などがいますが、左バッターには不利な試合となるかもしれませんね。
          
テレビ朝日気象デスク 山口晃平

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