冬のボーナス去年よりプラス5万7000円 全労連など[2021/11/10 07:17]

 冬のボーナスは去年に比べて平均でおよそ5万7000円増えることが労働組合団体の集計で分かりました。ただ、コロナ前の水準には戻っていないということです。

 全国労働組合総連合などが冬のボーナスの企業からの回答について、5日時点の状況を402の組合に調査しました。

 それによりますと、今年の冬のボーナスの平均は1.95カ月分の59万1381円で、去年よりも5万6938円増えました。

 しかし、新型コロナの感染が広がる前のおととしの水準には戻っていません。

 産業別に見ると、去年からの引き上げ率は運輸業が最も高い33%で、製造業は11%です。

 一方、医療や福祉・介護の分野は去年を下回っています。

 全労連などは「コロナ禍を支えてきた人たちの賃金が上がらない状況が続いていて由々しき事態」としていて、交渉で引き上げを求めていく方針です。

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