作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが9日、亡くなりました。99歳でした。
関係者によりますと、寂聴さんは先月から体調を崩して入院していたということです。
寂聴さんは1922年に徳島県で生まれました。結婚し女の子をもうけますが、不倫の末、夫と3歳の娘を残して家を出て作家を目指します。
1963年には代表作となる「夏の終り」で女流文学賞を受賞しました。
1973年に51歳で出家し、寂聴となりました。京都・嵯峨野に寂庵を建て、仏道を究めながら執筆活動を続けました。
そして2006年には文化勲章を受章しています。
葬儀は近親者のみで執り行われるということです。
広告