瀬戸内寂聴さん(99)死去 作家・僧侶[2021/11/11 14:00]

 作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんがおととい、心不全で京都市内の病院で亡くなりました。99歳でした。

 関係者によりますと、寂聴さんは先月から体調を崩して入院していたということです。

 寂聴さんは1922年に徳島県で生まれました。結婚し女の子をもうけますが、夫と3歳の娘を残して家を出て作家を目指します。

 1963年には代表作となる「夏の終り」で女流文学賞を受賞しました。

 1973年に51歳で出家し、「寂聴」となりました。

 京都・嵯峨野に寂庵を建て、仏道を究めながら執筆活動を続けました。そして2006年には文化勲章を受章しています。

 葬儀は近親者のみで執り行われるということです。

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