“軽石噴出”海底火山近くの海上で変色や浮遊物確認[2021/11/12 23:30]

 沖縄県や鹿児島県などに軽石が漂着している問題で、小笠原の海底火山「福徳岡ノ場」の南東およそ20キロ付近の海上に直径2キロほどの黄緑色の変色や軽石とみられる浮遊物が確認されたことが分かりました。

 福徳岡ノ場の噴火で生じたとみられる軽石は、これまで沖縄県や鹿児島県の与論島などへの漂着が確認されています。

 第3管区海上保安本部によりますと、福徳岡ノ場の南東およそ20キロ付近の海上に直径2キロほどの黄緑色の変色水や軽石とみられる浮遊物が確認されたということです。

 東京工業大学の野上健治教授は「火山活動は沈静化したとは言えず、熱活動もいまだ活発な状態にある」としています。

 海上保安庁は付近を航行する船舶などに注意を呼び掛けています。

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