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第2次世界大戦中に十和田湖に沈んだ旧陸軍の飛行機が製造された東京・立川市におよそ80年ぶりに戻り、国内で唯一現存する機体の一般公開が始まりました。
旧陸軍の一式双発高等練習機はパイロットの訓練のために使われた飛行機です。
この機体は1943年に練習生ら4人が乗り、秋田県の飛行場を飛び立ちました。
青森県八戸市へと向かう途中、青森県と秋田県の県境にある十和田湖に不時着し、沈みました。
長らく眠っていた練習機は、2010年に湖の底に沈んでいる姿が確認され、2012年に引き上げられました。
水の中にあったことで保存状態が良いということです。
オリンポス代表取締役社長・四戸哲さん:「幸い十和田湖は山の上の場所。全く塩分がなく、それが功を奏した。もし海だったり琵琶湖だったら数年で形は消えていた」
国内に現存する一式練習機はこれだけです。
世界では他に2機ありますが、残っているのは一部だけで、全体の形があるのはこの機体だけです。
引き上げられた後は青森県の科学館で展示されていましたが、去年、機体を開発した「立川飛行機」の後身である立川市の会社に譲渡されました。
立飛ホールディングス広報部・上保達雄副部長:「これだけ貴重な機体を地域の人や飛行機ファンに改めてご覧頂いたり、実機を見て頂くことで飛行機技術を目の当たりにしてほしい」
機体は今月28日まで一般公開されています。
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