硫黄島の戦没者追悼式 栗林中将の孫が参列[2021/11/26 23:29]

 太平洋戦争の激戦地、硫黄島の戦没者を追悼する式典が行われました。指揮官だった栗林忠道中将の孫が参列し、「戦争を繰り返さないために事実を正しく伝えていかないといけない」と述べました。

 「東京都硫黄島戦没者追悼式」には遺族ら約30人が参列し、日本軍の守備隊を指揮した栗林忠道中将の孫が遺族を代表して追悼の言葉を述べました。

 栗林快枝さん:「今ある平和と繁栄は、ご英霊の皆様が尊い命をかけて日本を守るために戦いぬかれた賜物と改めて心からの感謝の気持ちを捧げます。戦争を絶対に繰り返さないために事実を風化させないよう、永く後世に正しく伝えていかなければならないという思いでございます」

 2006年の映画「硫黄島からの手紙」では、俳優の渡辺謙さんが栗林中将を演じています。

 式典後、孫の快枝さんは「臨場感のあふれる映画だった」とし、「若い世代に広く戦争を知ってもらうには映像で見ることも大切かなと思う」などと話しました。

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