「旅くじ」行き先を選べない旅…楽しめるのか検証![2021/11/29 17:30]

発売日に行列ができるほど話題になった、格安航空会社・ピーチの「旅くじ」。
そのコンセプトは「行き先を選べない旅、してみませんか」
サタデーステーションは、「旅くじ」にチャレンジした旅人たちの様子を追いました。

今年8月に大阪で発売された「旅くじ」は、10月13日から、東京・渋谷パルコでも販売開始。
「旅くじ」が話題になっているポイントは、行き先が「運任せ」という事で、
カプセル型の自動販売機を、1回5000円で回せます。
首都圏発の場合、成田空港発着の11路線のうち、
指定された1路線の航空券を購入できる6000円分、もしくは1万円分のポイントチケットが入っています。
そして、「旅くじ」にはそれぞれの旅先に合わせた「ミッション」が書かれていて、
達成すると抽選でポイントが当たるという仕組みになっています。

ピーチ・アビエーション ブランドマネージャー 小笹俊太郎さん
「観光ガイドに載っているような紹介の仕方じゃなくて、
ちょっとくすっと笑えるようなミッションを、社員からも募集しながら作っています」

サタデーステーションが出会ったのは、全員でくじを引いて
札幌や九州各地など、5カ所に行先が分かれた大学生6人組。
このうち、鹿児島県・奄美大島行きのくじを同時に引いた
森光輝さんと関山遼太郎さんは、11月にさっそく旅に出るということだったので、
道中の撮影をお願いしてみました。
彼らが引いた「旅くじ」のミッションは「泥染めにチャレンジして、奄美色に染まってきて!」

成田空港を出発しておよそ3時間。
奄美大島に無事到着した2人は、奄美の伝統工芸品「大島紬」で用いられる技法で、
泥田に布を入れて色染めをする「泥染め」を体験。
深みのある色のオリジナルTシャツが完成しました。

大学3年生・森光輝さん
「職人の方からも、こんなにきれいになるとは思わなかったと、感想を言ってもらいました。
泥でもむだけじゃなくて、液体を入れて加熱してという工程もあって、大変なところもありました。
僕の方が上手にできたと思います。」
大学4年生・関山遼太郎さん
「いや、俺の方がかっこよくないですか?誇れますね、友達に」

泥染めを体験し、ミッションをクリアした二人は、
さらに奄美大島を堪能するため、マングローブの原生林をカヌーで探検。
そしてエメラルドグリーンに輝く海でダイビングを満喫し、
最後にパラグライダーで奄美の大自然を一望。無事に旅行を終えました。
行先が決められた旅の感想は…

関山遼太郎さん
「あんなに自然が豊富なところはなかったので、楽しかったです」
森光輝さん
「旅くじじゃないと多分、この時期に奄美に行かないので、引いて良かったです。
これが奄美色なのかなとか、染まることはできました」
「旅くじ」で偶然いくことになった初めての場所で、
ミッションを通じて新しい発見ができたようです。

ピーチ・アビエーション ブランドマネージャー 小笹俊太郎さん
「コロナでこういう時代なので、皆さん色々と我慢されていると思うんですけれど、
旅に出るわくわく感をより高めてもらいたいという思いで作りました。」

11月からは名古屋パルコでも旅くじを発売し、大阪・東京と合わせて、
11月26日現在、約9500個が売れたということです。

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