年金振込通知書の誤発送問題 検証報告書を公表[2021/12/03 20:50]

 別人の年金額などが記載された年金振込通知書が約97万人に送られた問題で、日本年金機構は委託業者が確認を怠っていたなどとする検証報告書を公表しました。

 今年10月、愛知県や三重県などに住む97万5065人に別人の年金額などが記載された年金振込通知書が送られました。

 この問題を受け、日本年金機構は通知書の作成を委託していた岐阜県の「サンメッセ」から聞き取り調査を行うなど経緯や原因の検証を進めてきました。

 公表された報告書では、通知書の作成が事前のテストとは異なる印刷環境で行われたうえに必要なチェックをしていなかったなどの契約違反があったということです。

 これを受け、年金機構はサンメッセの競争入札の参加資格を今月3日付で8カ月間、停止としました。

 サンメッセは「公表された通りなので真摯に受け止める」とコメントしています。

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