鉄道の新車両に防犯カメラ設置義務化 検討開始[2021/12/04 07:34]

 国土交通省は走行中の電車内で事件が相次いだことを受け、鉄道会社に対する車両内の防犯カメラの設置義務化の検討を始めます。

 斉藤国土交通大臣:「車両を新しく製造する際の車内防犯カメラの設置を鉄道の技術基準として位置付けるなど、その性能や費用負担の在り方など、専門家の意見もお伺いしながら検討して参ります」

 8月、走行中の小田急線の車内で乗客10人が刺され重軽傷を負い、10月には京王線でも18人が刺されるなどしてけがをしました。

 相次ぐ電車内での事件を受けて国交省は、新車両を導入する鉄道会社に対し防犯カメラの設置義務化に向けた検討を始めます。

 また、各社で異なる非常用通報装置の表示の共通化も進めるとしています。

 また、手荷物検査への利用者の理解と協力も求めていくということです。

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