「千の風になって」芥川賞作家の新井満さん死去[2021/12/04 13:14]

 芥川賞作家で、「千の風になって」の作曲を手掛けた新井満さんが3日に亡くなったことが分かりました。

 妻で新井満事務所代表の新井紀子さんが公式ホームページで報告しました。

 「新井満は風になりました。いま、千の風になって日本中、世界中、宇宙中を自由に吹き渡っていることでしょう。お香典もお花もお供えもいりません。風になってあなたのもとへ訪れたときには『元気にやっているよ』『頑張っているよ』と声をかけていただければ喜びます」

 新井満さんは新潟市の出身で、広告代理店で働きながら執筆活動などに取り組み、1988年に「尋ね人の時間」で芥川賞を受賞しました。

 英語の詩を翻訳して自ら作曲した「千の風になって」は、テノール歌手の秋川雅史さんが歌って大ヒットしました。

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