日本最南端 沖ノ鳥島周辺で海洋調査始まる[2021/12/05 18:09]

 日本最南端の島、沖ノ鳥島周辺で、東海大学と東京都の海洋調査が始まりました。テレビ朝日は同行取材を行っています。

 沖ノ鳥島は、国土面積を上回るおよそ40万平方キロメートルの排他的経済水域を持ち、国土を維持するための重要な場所とされています。

 島は東西4.5キロ、南北1.7キロのサンゴ礁からできていて、海面上に出た2つの小島は、浸食による水没を防ぐためコンクリートなどで覆われています。

 東海大学は都と連携し、周辺の海洋環境や海底の地形などを調査して沖ノ鳥島を今後どのように活用するか手掛かりを探ります。

 当初は7日まで現地で調査を続ける予定でしたが、台風の影響を受けて6日で切り上げるということです。

 東海大学の山田吉彦教授は、島周辺に海底資源がどのくらいあるのか、あるいは島を一つの観光資源として利用できないかなど幅広く考えたいと話しています。

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