ジャパンライフ巨額詐欺事件 元会長に懲役10年求刑[2021/12/06 14:00]

 健康器具販売会社「ジャパンライフ」による巨額詐欺事件で詐欺の罪に問われている元会長に対して検察側は懲役10年を求刑しました。

 磁気ネックレスなどのオーナー商法を展開していたジャパンライフ元会長の山口隆祥被告(79)は経営破綻していたにもかかわらず投資を呼びかけ、顧客らからおよそ1億6500万円をだまし取った罪に問われています。

 6日の裁判で、検察側は「金銭をだまし取ってでも経営を継続させようとして部下に様々な指示をした首謀者である」と指摘しました。

 そのうえで、自分の収入を優先させたなどとして懲役10年を求刑しました。

 山口被告は最後に「私利私欲のためではないと分かってもらいたい」と述べました。判決は来年1月28日に言い渡される予定です。

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