3回目接種「供給計画示して」全国知事会・平井会長[2021/12/09 11:38]

 新型コロナワクチンの3回目接種の前倒しについて、全国知事会の会長を務める鳥取県の平井知事が単独取材に応じ、「前倒しに向けて、政府は供給計画を早期に示してほしい」と訴えました。

 全国知事会・平井伸治会長:「3回目接種が有効ならば、ある程度、弾力的に前倒しして頂いた方がいい。(スケジュールについて)私たちとの意見調整をしっかりやって頂きたい」

 平井会長は、3回目接種の前倒しを求めたうえで、「政府はワクチンの供給計画を早期に示してほしい」と訴えました。

 政府は前倒し接種には、余っているモデルナ製を活用する方針ですが、平井会長は「ファイザーを打った市民からは、同じワクチンの方が安心との声が多く寄せられている」と明らかにしました。

 全国知事会・平井伸治会長:「できれば、ファイザーをどんどん回してくれと、総量を確保してくれというのが本音です。早めに3回目接種をやることが国策だと、そうであれば『モデルナの接種、ぜひ協力してもらいたい。これは、こういうことで安心ですよと』そういうメッセージを明確に政府が出してもらわないと、なかなか現場の方が回りにくい」

 また、平井会長はオミクロン株について、各自治体が自身で検出できる新たなPCR検査キットの早期提供を求めています。

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