遠隔操作ロボットで鑑賞実験 科博ら3施設結び[2021/12/09 23:29]

 リモートで操作できるロボットを使って、離れた場所にある博物館や植物園を鑑賞する実験が、東京・上野の国立科学博物館などで行われました。

 今回の実験では、上野の国立科学博物館の来館者が、高知県の植物園などを現地のロボットを遠隔で操作しながら鑑賞しました。

 国立科学博物館・田中伸幸博士:「ここに大珍品のランと書いてありますけど、牧野先生の直筆で」

 近代植物分類学の礎を築いた牧野富太郎博士にゆかりがある3カ所が結ばれ、国立科学博物館では牧野博士が収集した標本を紹介し、生まれ故郷・高知の植物園では牧野博士が見つけたノジギクを鑑賞することができました。

 高知の小学生:「色んな勉強ができてよかったです」

 国立科学博物館・田中伸幸博士:「一つの館に来館すれば他の館の関連展示も見られるという意味では色んな場所に赴くことが難しい方、特に地方の子どもたちに国立科学博物館の展示を見て頂きたく、そして興味を持ってもらうツールにはとてもいいと思う」

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