不妊治療の保険適用範囲「女性43歳未満」厚労省提示[2021/12/15 16:10]

 来年4月から始まる不妊治療の保険適用の範囲について、厚生労働省は「女性が43歳未満」で子ども1人につき「最大6回まで」とする案を示し、医師らで作る諮問機関はおおむね了承しました。

 不妊治療は現在、一部を除いて全額が自己負担になっていて、政府は来年4月から保険適用とする方針です。

 厚労省は今月15日、保険の適用範囲について医師らで作る諮問機関に考え方を示しました。

 具体的には体外受精などが対象で、女性の年齢が治療開始時点で40歳以上、43歳未満の場合は子ども1人につき最大3回まで、40歳未満では最大6回までとしています。

 男性には年齢制限はありません。

 また、婚姻届けを出していない事実婚についても認めることにしています。

 諮問機関は、これをおおむね了承し、今後は具体的な治療法ごとに価格を検討することにしています。

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