社会

報道ステーション

2021年12月15日 23:30

赤木さん妻「惨敗した大負け」 国の幕引きに怒り

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財務省の公文書改ざんを命じられ、自殺した近畿財務局の元職員・赤木俊夫さん(当時54)の妻・雅子さん(50)が、国に賠償を求めた裁判で、国側が一転して賠償責任を認めました。

去年、雅子さんは、国と、改ざんを指示したとされる当時の佐川宣寿理財局長に対し、合わせて1億1200万円あまりの賠償を求めて提訴。国と佐川氏も、これまで争う姿勢を示してきました。

裁判の過程では、赤木さんが改ざんの経緯を記した、いわゆる『赤木ファイル』の存在も明らかになりました。しかし、一部は、黒塗りされていて、なぜ、改ざんが行われたのかは、わからないまま。国は、再調査にも応じていませんでした。

ところが、15日、一転しました。
鈴木財務大臣:「自死に至ったことについて国の責任は明らかとの結論に至った。そうである以上、いたずらに訴訟を長引かせるのは適切ではなく、“認諾する”との判断に至った」

認諾、つまり、国が、雅子さんの訴えを認めました。

国は、赤木さん側の請求を認め、1億1000万円の賠償金を支払うことになります。しかし、国との裁判は、関係者の証人尋問がないまま終わることにもなります。
赤木雅子さん:「ふざけんなと思いました。この間、国とずっと闘ってきましたけど。惨敗したような、大負けに負けたような気持ちでいます。夫は国に殺されて、また、何度となく殺されてきましたけど。お金を払えば済む問題じゃないです。こういう国の行為を守るための法律なら、ふざけんなと思います。こんな形で終わってしまったことが悔しくてしょうがない」

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