夕日だけじゃない!夕方の空の楽しみ方[2021/12/20 14:00]

すっきりとした青空が広がると、気持ちもスカッとしますよね。この時期は西高東低の冬型の気圧配置になりやすく、関東では晴れの天気が多くなります。晴れた日は、夕焼けがきれいに見える日でもありますが、他にも見どころがあるのです。

■地球の影を見てみよう
実は、簡単に地球の影を見る方法があります。太陽が沈んだ後すぐに、太陽と反対側の空を見てください。冒頭の写真で、地平線に近い所の暗い色が「地球影(ちきゅうえい)」です。地球影は、地平線の下にある太陽の光によって、地球の影が映し出されたもの。地球影の上には、「ビーナスベルト」と呼ばれるピンク色の帯も見えます。地上にいながらにして、天体としての地球を感じられませんか?

■地球影に出会うには?
やはり雲がないほうが、地球影やビーナスベルトは見やすいので、快晴の日が狙い目です。出会えるタイミングは、日の入り直後に加えて、日の出直前の1日2回です。海上保安庁や国立天文台のウェブサイトで日の出と日の入りの時刻を確認し、太陽と反対側の空を観察してみましょう。美しい空のグラデーションに出会えると思います。

明け方や夕方は、つい太陽に目を向けてしまいますが、反対側にも美しい空が広がっています。しっかり寒さ対策をして、ぜひ空の彩りを楽しんでください!

テレビ朝日気象デスク 津田紗矢佳

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