「サプライズプロポーズ」コロナ禍から日常へ[2021/12/23 17:00]

11月。
“ある覚悟”を決めた男性がやってきました。

「よろしくお願いします。フラッシュモブでプロポーズしたいという夢がずっとあって」

伊澤波人(いざわなみと)さん、29歳。
職業はプロ格闘家で道場の経営もしています。
13年連れ添った彼女のひかるさんにサプライズプロポーズをすることに決めたんです!

サプライズプロポーズをする伊澤波人さん
「格闘技は「ぶっ飛ばす」とか!そういう殺伐とした気持ちの生活が多い中で、ケラケラ笑っていられる平和な自分を取り戻せるのがすごくいいなという思いで。欠かせない存在です。本当に欠かせないです」

実はいま、サプライズプロポーズのようなイベントの依頼が増えているといいます。
今回サプライズ演出を行う会社の人は…

サプライズ演出の会社を経営する柴田康宏さん
「緊急事態宣言が10月明けまして、プロポーズも今回いただけましたし、他に結婚式とかそういったイベントの問い合わせもけっこう増えてます」

コロナの影響でのおよそ1兆円の損失が出たと言われるブライダル業界でしたが、第5波の落ち込みからも回復し始め、“日常”が戻りつつあるんです。
一方、こんな苦労も…

サプライズ演出の会社を経営する柴田康宏さん
「感染対策に気を付けたいと思っていまして、スペース使うので、このテーブルをどかして広めに使いたい」
店長
「席も間引きながら、スペースとりながらやれたらいいなと思っています」

今回のサプライズの目玉は、2人が出会ってから今までをつづった感動パラパラ漫画に、伊澤さんとダンサーのコラボダンス。
そのため、ダンサーの人たちも全員、ワクチンを2回接種しました。
しかし、伊澤さんには大きな不安が残っていました。

サプライズプロポーズをする伊澤波人さん
「リズム系も全部ダメで、リズムってわからない」

なんと、ダンスが大の苦手なんです。
今回、本番で踊るダンスがこちら…

「(ダンスを踊るダンサー)」

キレッキレッです。
これを目の当たりにした伊澤さんは。

サプライズプロポーズをする伊澤波人さん
「できない気がします、というぐらい自信がないです」

ダンスの先生
「せーの、ワンツーエンスリーフォーエン。大丈夫そうですね!」

しかし本番と同じスピードで踊ってみると…
全くついていけません。

ダンスの先生
「踊りが元々難易度が高めではあります」

しかも、感染対策でマスクが外せず苦しそうです。
結局この日、最後まで完璧に踊れることはありませんでした。

サプライズプロポーズをする伊澤波人さん
「めちゃくちゃ練習しないとやばいですね。かっこよくできるように頑張ります」

本番まで2週間。
果たして成功できるのでしょうか…

そして迎えた本番当日。

店長
「店久しぶりだね〜」
伊澤さんの彼女のひかるさん
「お久しぶりです」

実はここにいるのは全員、客に扮した仕掛け人ですが、ひかるさんは全く気づいていない様子。
サプライズの内容は、まずこちらの偽カップルの彼氏役の男性が彼女役の女性に「見てほしいものがある」とモニターでマンガを流します。
しかし、実はこちら、伊澤さんカップルの軌跡を描いたマンガ。
そして、それが終わると、伊澤さんとダンサーが踊り始め、ダンスが決まったところで指輪を渡しプロポーズ!
しかし…

伊澤さん
「…」

伊澤さん、緊張のあまり、隠しカメラをチラッ。
膝から手が離れません。
そして…

偽カップル役の男性
「動画を見てもらいたいんだけど…動画お願いします」

サプライズ開始です!

「(漫画が流れる)」
ひかるさん
「やばっ」

さあ、伊澤さんの出番です!

「(伊澤さんダンス開始)」

すると、ひかるさんの目に涙…
ではなく大爆笑!
しかし、伊澤さん、しっかり踊れています!
その真剣な姿に、次第にひかるさんの表情も真剣に。
そして…

伊澤さん
「今日はひかるに伝えたいことがあります。俺はひかるが大好きです。これから絶対に幸せにするし、これからもずっと一緒にいたいから、俺と結婚してください」
ひかるさん
「はい。お願いします」

コロナ禍から日常へ。
幸せな笑顔は着実に増え続けています。

ひかるさん
「自分の友達も結婚式をあげられない子達がいて、コロナで延期したりしていたので、そんな中でお店もお借りしお祝いしていただけたのはすごい嬉しいなと思います」

伊澤さん
「緊急事態宣言とか難しいなと思っていて、ちょっと落ち着いてきたので、今回このようにできたのでよかったです」

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